若夫婦の家に友人と二人で厄介になっている。その若夫婦の家には彼らの小さな娘が一人と、住み込みの女中が一人いた。
奥さんは僕の事が好きならしく、結ばれてしまう。
僕は奥さんと女中と三人でよく料理を作った。なかなか楽しく暮らしていた。
ある日、僕と友人と若夫婦の四人で庭に出て夕食をとった。
夫が娘を連れてくると言って席を外すと、奥さんは僕の友人がいるにもかかわらずピンクの唇で僕にキスをしてくる。これじゃあ口紅でバレちゃいますよ、と言いながらも僕は止めもしなかった。そんな僕達を友人は唖然として見つめていた。
そして夫が娘を連れて戻ってきたが、娘がだいぶぐずっているので彼はとてもカリカリしていた。
「いいから来なさい」
「いやぁ」
「来るんだ。さぁ、その手を離しなさい、離せと言っているのが判らないのか?」
そしてとうとう彼は娘を張り飛ばしてしまった。娘はものすごい音を立てて壁に激突した。
僕達は驚いて彼女の所へ飛んで行ったが、娘はもうぐったりとしていて、まず助かるまいと思われた。とにかく驚いてやってきた女中に119番させた。
その後で僕と友人は近所に飲みに出かけた。何やらロシア風の店だ。
「しかし」と僕はビールを飲みながら言った。「あれはまずかったよなぁ」
「うん...」と彼は言葉少なに言った。
「まずかった」
そこへもう一人友人がやってきたので、三人でしばらく飲んだ。そのうちに酔っぱらった二人が壁に落書きをし始めて、店のおばさんに二人とも追い出されてしまった。
「あのバカ共...」と僕は思う。「金払ってから逃げろよな」
そろそろ帰ろうと思ったが、財布の中には韓国ウォンと日本円しかなかった。
「ねえ、おっちゃん」と僕は店の親父に言った。「今手持ちが無いんだ。これから両替して来なくちゃ」
「ああ、いいよ。いっといで」
「じゃ、このカバン置いてくから。すぐ戻ってくるよ」と言って僕は店を出ようとした。
「いいよ、カバン持って行きなよ。あんたのこたぁ、ちゃんと判ってんだからさ」と言って彼は奥に消えた。
僕は何となく嬉しくなって店を出た。さて、どこに行って香港ドルを手に入れようかと思った。
という夢を見た。