こんな夢を見た。
緑色のフェンスで外界と区切られた学校にいる。正面玄関の階段を上るとロビーがあって、そこに化け物が出る。
僕達は二階のロビーの扉に鍵をかけて、階段や手すりの部分にはレーザー光線をびっしりと張って化け物をとにかく封じ込める事に成功した。化け物はレーザー光線のカーテンの向こうで出口を探していた。
僕はため息をついて校舎を出て、学校の裏手に足を向けた。そこには古い公団住宅とちょっとした林があって僕のお気に入りの場所になっているのだ。あまりにも古いこの公団住宅にまだ住人がいるのかはよく判らない。三階のベランダの柵に足をかけたまま腐った死体は前回来たときのままだ。
僕は林の手前まで来て、林の奥に入ってしまいたかった。
でも僕は今来た道を引き返す事にした。
もうすぐ陽が落ちる。けだるい暑さの中、駄菓子屋でジュースを買った。