Wednesday, November 03, 2004

社長と彼の愛人と三人で旅に出る。僕は一応彼の秘書なのだ。
夜になって、ホテルの部屋で彼は酔って妙に僕に搦んでくる。ワシの酒が飲めんのか〜みたいな感じで散々わめき散らした後、大汗をかいて浴衣を脱ぎ始めた。
「シャワーでも浴びていらしたら?」と愛人が言った。
「うむ、そうするか」と社長が言って立ち上がった時、僕はこっそりと彼女の目を見た。彼女は僕に軽くウィンクをした。僕と彼女は通じ合っていて、今夜邪魔な社長を殺すつもりだった。これも二人の愛のためなのだ。

我々は刺客を雇った。昼間、僕がホテルの廊下を歩いていると、一匹の猫を見つけた。その猫を抱き上げると急に僕の指に噛み付いた。血が流れたが僕はじっと彼の目を見つめた。すると猫はぱっと指から離れて僕に詫びた。
「お見それしました。是非あなたのお役に立ちたいのですが」と猫は言った。そうして彼に社長を殺させる事になったのだ。

社長がシャワーに行っている隙に彼が現れた。今夜はネズミの格好をしている。
「何だい、それは?」と僕は聞いた。
「なるべく目立たないようにと思いまして...」と彼は言った。
「彼は今シャワーを浴びてるわ。お願いね」と彼女。
「任して下さい」と言って彼は走り出した。
そして。
「わははははは。猫ごときでやられるワシではないぞ。二人で小癪な真似をしおって...」と社長が言った。猫は首を掴まれて申し訳なさそうな顔をしていた。やっぱり。
僕と彼女は身を寄せ合って震えていた。

という夢を見た。